数学 : Σ記号(総和)
k を 1 から N まで変えながら、f(k)を足し合わせるような数式は、Σ記号を用いると以下のように表されます
$ \sum_{i=1}^N f(k) = f(1) + f(2) + f(3) + \cdots + f(N)
例 : $ k を 1 から N まで足す
$ \sum_{i=1}^N k = 1 + 2 + 3 + \cdots + N
例 : $ k^2 を 1 から N まで足す
$ \sum_{i=1}^N k^2 = 1^2 + 2^2 + 3^2 + \cdots + N^2
1からNまでの整数の足し合わせ
1 から N までの整数の足し合わせは $ \frac{1}{2}N(1 + N) と等しくなります。
数式で表すと以下のようになります。
$ 1 + 2 + 3 + \cdots + (N - 1) + N = \frac{1}{2}N(1 + N)
証明)
1からNまでの足し合わせたものと、前後を入れ替えたものを並べてみます。
$ \sum_{i=1}^N k = 1 + 2 + 3 + \cdots + (N - 2) + (N - 1) + N
$ \sum_{i=1}^N k = N + (N-1) + (N-2) + \cdots + 2 + 1
上下の式を足し合わせると、右辺は(N+1)がN個並んだような式になります。
$ 2\sum_{i=1}^N k = (N+1) + (N+1) + (N+1) + \cdots + (N+1) + (N+1)
つまり、以下のように書き表すことができます。
$ 2\sum_{i=1}^N k = N \cdot (N + 1)
両辺を2で割ると以下のようになります(証明完了)
$ \sum_{i=1}^N k = \frac{1}{2} N (N + 1)